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「マーケターとは」をわかりやすく解説!マーケティングにおける重要性【職種、必要なスキル・資質、資格、用語解説など】

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「マーケターとは」をわかりやすく解説!マーケティングにおける重要性【職種、必要なスキル・資質、資格、用語解説など】

近年、業界を問わず多くのビジネスで重要視されている職種・マーケター。しかし、その仕事内容や詳細をご存じですか?

この記事では、マーケターの主な仕事内容や職種、必要なスキル・資格をわかりやすく簡単にご紹介。マーケター能力を証明できる資格についてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

マーケターとは?意味をわかりやすく解説!

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製品やサービスの販売を促進する、マーケティング業務の担当者を「マーケター」と呼びます。

企業の経営目標を基に対象市場を調査し、消費者のニーズや嗜好を踏まえて効果的な提供手段を考え、導入を行います。さらに、各種媒体へ広告キャンペーンやプロモーションを計画・展開し、企業イメージを構築するブランディングも担当。加えて、顧客動向や売上のデータを分析し、キャンペーン等の成果を計測して改善を行います。ROI=投資収益率やKPI=主要業績評価指標の確認も業務の一部です。

競争が激化する今日の市場で勝ち抜くために、必要不可欠な存在です。

マーケターの職種

マーケターには様々な役割があり、さらに細かい職種に分類されます。

マーケティングリサーチャー

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マーケティングに関するデータや情報を収集・分析・洞察する専門家です。

最新の市場動向や顧客の購買行動、競合情報を調査して結果をまとめ、データから引き出した深い洞察を経営陣に報告するのが主な業務です。

効果的な戦略立案やビジネス上の意思決定をサポートする、重要な役割を担います。

プランナー

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戦略や広告活動を立案・実行します。

会社の目標を理解してターゲットを特定し、販促手段を決定、予算を設定・管理します。効果的な広告内容の開発も手掛け、クリエイティブな視点でプロジェクトをけん引します。また、広告成果を計測し、調整や改善も行います。

競争力を維持し、ビジネスを成功させるために必須の職種です。

MD(マーチャンダイザー)

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マーチャンダイズ=商品化計画の担当者で、新商品の企画開発やアイテムの選定・調達、在庫管理、価格設定等の一連の活動を行います。

需要の推察やサプライヤーとの交渉、適切な価格の見極め、売れ行き予測、魅力的な陳列、顧客満足度の向上も業務に含まれます。

合理的に商品を流通させ、利益を最大化させる専門家です。

Webマーケター

インターネットを介した製品やサービスの販促を行います。

公式ホームページやメール、アプリ等を用いてマーケティング活動を企画・実施します。SEO対策=検索エンジン最適化やデジタルツールに関する知識のほか、顧客とのコミュニケーション能力、データ分析力も求められます。

Webの急発展に伴い、今後さらに需要が高まる職種です。

SNSマーケター

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主にソーシャルメディア上で製品やサービスの販売を促進する職種です。

具体的にはコンテンツの制作管理や広告キャンペーンの計画実行、最適なハッシュタグの設定、頻繁な投稿、フォロワー対応、インフルエンサーとの協力等を行います。

利用率が高まり続けるSNSを駆使して認知度の向上を図り、顧客関係を強化する役割を担います。

マーケターの業務内容・仕事内容

次に、上記の各マーケターに共通する具体的な業務内容・仕事内容について、簡単にご説明します。

市場調査、統計分析

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数あるマーケター業務の中でも、重要度の高い項目です。

市場調査によって顧客のニーズや需要の変化、競合状況を把握し、自社の立ち位置に対して効果的な戦略の策定に役立てます。さらに統計分析を通じて、データに基づいた最適な戦術を展開します。

収益増加に欠かせない、マーケターの基本業務です。

商品の企画/開発

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ニーズの高い商品を企画・開発するのもマーケターの業務です。

魅力的な新商品を考案するだけでなく、既存商品を改善したり、具体的なデザインや機能、品質基準等の仕様や特性を定めます。また、試作品を用意して市場テストを行い、消費者の反応を収集して製品を改良する役割もあります。

「売れる」商品を作り出すための必須業務です。

販売戦略の策定

製品やサービスの市場投入に関する戦略を策定・実行するのも業務の一部です。

市場セグメントの特定に始まり、ターゲット層の決定、競争力ある価格の設定、販路の選別、販売予測と在庫管理、広告展開、戦略の成果測定と改善に至るまで、より効果的に販売するために必要な一連のタスクです。

収益最大化と長期的な成功を支える重要な業務です。

広報活動

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企業の事業内容やモットー、価値観を社内外へ発信し、ブランディングを推進する仕事です。

新商品発表会、記者会見、プレスリリースの配信、社会貢献運動等を通じて会社をアピールし、社会における存在意義を高める活動を行います。

企業やブランドの認知度向上、良好なイメージの構築、顧客からの信頼獲得に貢献します。

広告運用

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広告キャンペーンの実行と管理を行います。

最適な戦略の立案、ターゲットの厳選、メッセージの決定、媒体の選択、予算の設定が含まれます。ほかにも、クリエイティブの制作等にも関与します。また広告実施後は、データを分析して効果を計測し、必要に応じて内容を最適化します。

広告の費用対効果を向上させる大切な業務です。

SEO対策

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SEO対策=検索エンジン最適化対策は、Webサイトで使用頻度の高い検索ワードやキーワードを見極め、自社サイトのコンテンツやメタデータに組み込むことで検索結果ページにおける掲載順位を向上させる業務です。

ますます重要性が高まるオンラインでのプレゼンスを高め、有機的なトラフィックを増やすための仕事です。

マーケターに必要なスキルや資質

マーケティング業務を実行するために、マーケターに必要なスキルや資質をご紹介します。

①データ分析能力

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マーケターは、膨大なデータから有用な情報を引き出し、意思決定や戦略策定に役立つレポートを作成することが求められます。

背後にある状況を読み解いて、統計的にアプローチし、データベースを組み立てて解析ツールを活用するといった、論理的思考と最新技術に関するスキルが必要です。

②戦略立案能力

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ビジネスのニーズを理解し、市場の需要を見極め、自社の強みを特定し、複雑な課題に対応して解決策を考案・実行していくスキルも求められます。

効果的な戦略を立案するには、鋭い観察眼で疑問を呈し、創造力と想像力を駆使して体系的にプロジェクトに取り組む姿勢が必要です。長期的な視点で物事を捉えて、忍耐強く進める資質も必要でしょう。

③高いコミュニケーション力

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社内外の対人コミュニケーション力も必須です。業務関係者に情報を効率的にわかりやすく伝達して理解を得る説得力や、消費者からの意見を注意深く聴き、クレームを受けても感情を抑制して適切に対応するスキル等も含まれます。

相手に応じて適切な言葉遣いや非言語的要素を活用して共感を示し、優れた協力関係や信頼関係を築く能力です。

④好奇心旺盛で行動力があること

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新たなビジネスチャンスや顧客ニーズを見出すのに必要な好奇心旺盛な姿勢と、計画を実行に移す行動力もまた、マーケターに必須です。独創的なアイデアや他社との差別化を促す戦術を考案し、実現することができます。

この資質を備えている人は自己啓発や専門知識の獲得にも積極的で、他の能力も着実に伸ばせるタイプと言えます。

⑤流行を追い求める情報収集能力

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マーケットの最新トレンド、消費者の嗜好や趣味、競合他社の動向といった直近の情報を効率的に収集し、戦略策定に役立てる能力を指します。

業界内の話題にとどまらず様々な物事に敏感で、刻々と変化する多様な市場のニュースを常にチェックし、流行を追及する姿勢は、優れたマーケターに必要な資質です。

マーケターにおすすめの資格 5選

最後に、マーケターにおすすめの資格を5つ、ご紹介します。

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マーケティング検定

公益社団法人日本マーケティング協会が主催する内閣府認定の検定試験です。

基本的な概念に関する基礎・応用問題を主とした3級から、複雑な課題への応用力まで深い能力を問う1級まであり、就職活動や転職にも役立ちます。

申し込みから試験の実施、結果通知まですべてPCで行うため、好きな場所と時間で受験できます。

Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)

グーグル提供のオンライン試験で、Google Analyticsツールの習熟度を認定する資格です。

ツールの利用に関する知識はもちろん、Webマーケティングやデータ管理のスキルがあることも証明できます。

GoogleAnalyticsの初級者/上級者コースを受講した後に無料で受験できます。ただし有効期間は12カ月のため注意が必要です。

マーケティング・ビジネス実務検定

国際実務マーケティング協会が主催する試験で、特定の業種・業界に限らない幅広い共通のマーケティング知識を証明できる資格です。

A~C級の3レベルあり、マーケティングに関する総合的な実務知識に加えて、時事問題や実務事例の理解能力も問われます。

年4回開催され、指定会場またはWebで受験可能です。

ネットマーケティング検定

株式会社サーティファイWeb利用・技術認定委員会が行っている検定で、デジタル&オンラインマーケティングに関する知識とスキルを評価する資格です。

SEO対策、セキュリティ、法規等、インターネットマーケティング全般の基本知識と実務を網羅した出題が特徴です。

年2回、Webでのリモート試験が実施されています。

IMA検定

一般社団法人IMA研究所が行うインターネットマーケティングアナリティクスの資格です。即座に実践可能なスキルがあることを示せます。受験にはStandardとProfessionalのeランニングコースいずれかの受講と課題提出が必須で、試験前に実務を学べます。

1カ月おきにコースに申し込み、2カ月ほどの受講期間後にWebで受験できます。

まとめ

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細分化される数々の業務に対応し、多様な資質が求められるマーケター。まさに今、多くの企業が必要としている人材なのです。

監修者

佐々木 拓弥

ゲンダイエージェンシー株式会社 営業企画開発部 部長

1993年生まれ。2015年当社入社。さいたま営業所を皮切りに2拠点の総合営業職を経験したのち、優れたマネジメントスキルを評価され、本社営業企画開発部に転ずる。2024年、営業企画開発部長に就任(現任)。
当社ゲンダイエージェンシー株式会社において革新的取り組みであったインサイドセールス体制の構築と拡大・強化を推進するキーマンとして活躍し、現在はデジタル系商材の開発・拡販のマネジメントも担当している。
座右の銘は「志低ければ、怠惰に流れる」。松下幸之助が残したこの言葉は、彼のマーケティング活動やマネジメントの指針となっているこのこと。
社内外のマーケティング系セミナー/ウェビナーでのスピーカー実績も多く、その豊富な経験と知識を活かし多方面に活躍中。

執筆者

AdSELL編集部

「広告主と媒体社をつなげるメディアポータルサイト~AdSELL」の企画段階から参画し、サービス立ち上げメンバーを中心に、コンテンツ担当セクションを組織しています。
私たちが目指すのは、日本全国のビジネスパーソンに役立つ、マーケティングのノウハウや情報、事例をわかりやすく紹介すること。具体的な事例を交えて情報を提供し、読者様がすぐに実践できるような生きた情報をお届けします。読者様の「とは?」「なぜ?」という疑問に対する答えを、タイムリーに発信することを心がけています。

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