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メルマガ広告を効果的に運用しよう!簡単にわかりやすく解説【意味、種類、特徴など】

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メルマガ広告を効果的に運用しよう!簡単にわかりやすく解説【意味、種類、特徴など】

メルマガ広告は、メールマーケティング手法のひとつです。媒体とする会社の会員リストを使用し広告を配信するため、自社にメールを送れる会員リストやメルマガを運営の実績がなくても、メールを使用した広告の配信ができます。

今回の記事では、メルマガ広告についてや、マーケティングでメルマガ広告を利用するメリット、効果的に運用するコツについて解説します。メルマガ広告を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

メルマガ広告とは?意味と特徴を解説!

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メルマガ広告は、メールマガジンに広告出稿をするマーケティング手法ですが、自社のメールマガジンに広告を出すわけではありません。メールマガジンを運営する媒体の記事内に広告出稿をすることを意味します。

媒体のメールマガジンを利用するため、自社で顧客・見込み客のメールアドレスを集める必要なく、メールマガジンを運用する必要もありません。

購読者の多数いるメールマガジンに広告出稿することで認知度を高められるだけでなく、アプローチしたい層が購読している媒体を選定することで効率的に潜在顧客へ情報を届けられます。1度で多くのターゲットにアプローチできるため、大きな広告効果を期待できるでしょう。

メルマガ広告のマーケティングにおける重要性

https://pixabay.com/ja/

メールマーケティングは、メールが一般的に利用されるようになった1990年代後半から始まりました。

近年はSNSを利用したマーケティングが注目を集めていますが、今でもメルマガを活用する企業が多いのは、メールは未だに身近なコミュニケーションツールだからです。総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、若い世代ほどSNS利用率は高いのですが、30代ではSNSとメールの利用率はほぼ変わらず40代以上ではメール利用率の方が高いという結果が出ています。

身近なメールというツールを利用し、広告を出すことで、世代を問わず多くの人に情報を届けられるのです。またメルマガ広告は、他のマーケティング手法よりも低コストで取り組め、費用対効果が高いことからマーケティングにおいて重要な施策のひとつと言えるでしょう。

メルマガ広告の形式・課金方式

メルマガ広告は、一斉配信型・クリック型・成果報酬型、3つの課金方式があります。媒体により利用できる形式が異なり、それぞれに特徴があります。自社のメルマガ広告に期待する効果と照らし合わせ、出稿する媒体や課金方式を選択しましょう。

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一斉配信型

一斉配信型は、メルマガ購読者全員にメルマガ広告を配信する方法です。

課金方式は、メルマガ広告を配信する顧客数×1通当たりの単価です。単価の目安は、1通当たり0.1〜10円程度。

性別、年齢、購買データなど属性によるターゲットの絞り込みをしないため、媒体とアプローチしたい層が合致していれば効果を期待できますが、そうでない場合には、意図しない層にも広告が届き無駄打ちとなる可能性があります。しかし、それはこれまでアプローチして来なかった層にも商品・サービスの認知度を高め、新規顧客の開拓につながるとも言えるでしょう。

クリック型

クリック型は、読者がメルマガ広告をクリックしたときだけ課金される方式です。広告の配信やメルマガの開封だけでは広告料金は発生しません。

広告料金の目安は1クリック当たり300〜900円です。

ほかの課金方式と比べると単価は高いですが、メルマガ広告を見て商品やサービスに関心を持った方だけにコストをかけられます

成果報酬型

成果報酬型は、メルマガ広告から誘導された読者が、広告主のサイトでなんらかのアクション(会員登録、問い合わせ、商品の購入など、コンバージョンにつながる行動)に至った回数×成果単価で課金する方式です。

単価の目安は、扱う商品やサービスの数%です。

クリック型では、購入に至らなくてもクリックされれば費用が発生します。間違えてクリックし、すぐに離脱した場合も、です。しかし成果報酬型はクリックされただけでは、費用はかかりません

注意点は、購入だけでなく会員登録や問い合わせなど直接売上につながらない項目も対象となるため、赤字にならないよう媒体社と成果単価について交渉する必要があるでしょう。

メルマガ広告のメリット

マーケティングにおける広告には、さまざまな種類があります。ここでは、メルマガ広告を利用するメリットについて解説します。

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【メリット①】高いコンバージョン率

メルマガを購読している読者は、その会社の商品やサービスを認知しているだけでなく、高い興味・関心を持っています。メルマガ広告を出稿する際、自社の商品やサービスと共通するユーザーが多い媒体を選ぶことで、ターゲット層へリーチしやすくなります。

また、年齢、性別、購入歴など特定の読者に絞ってメルマガ広告を配信することもできるので、媒体と関連性のある商品やサービスの広告は、コンバーションにつながりやすいと言えるでしょう。

【メリット②】広告効果に即効性ある

商品やサービスの知名度が低い場合でも、すでに信頼性が高く、多くの読者へ配信されるメルマガへ広告を出稿することで、急速に知名度を向上させる効果を期待できます。

また、自社の商品・サービスと関連性がある媒体へメルマガ広告を出稿すれば、潜在顧客の目に止まりやすくリンクから自社サイトへスムーズに誘導できコンバーションにつながりやすくもなります。

メルマガ広告は、精細なターゲティングができるため、広告効果に即効性を期待できるでしょう。

【メリット③】すでにある配信リストを活用できる

メルマガ広告は、自社で配信リストを用意する必要はありません。メルマガ運営をしている媒体の配信リストを活用して、広告を出稿できます。

媒体のメルマガの記事内に広告を掲載する形であるため、メルマガを運用する際に必要となるコンテンツ制作や配信設定などの必要もなく、運用の手間をかけずに読者へ広告が届けられます

配信リストが多い媒体であれば、今まで開拓できていなかった新しいターゲット層にもアプローチできるでしょう。

【メリット④】精度の高いターゲティング

効率的に広告の効果を発揮するためには、自社の商品やサービスとターゲット層が近い媒体へ広告を出稿することが大切です。

メルマガの内容や媒体の支持者層を把握し、自社のターゲットとする層が多くいる媒体を選択すれば、関心を持ってもらえる可能性が高まります。また、媒体が持つ年齢、性別、居住地、趣味、購入履歴などの顧客の属性から、メルマガ広告の配信対象者を絞ることもできるので、精度の高いターゲティングが可能となるでしょう。

メルマガ広告のデメリット

メルマガ広告は、大きな効果が期待できるマーケティング手法ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットについても理解しておきましょう。

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【デメリット①】必ず見てもらえるとは限らない

メルマガは、配信しても必ず見てもらえるとは限りません。タイトルで興味を惹かれないメルマガは開封されないこともありますし、開封しても興味がないと感じると広告を見る前に離脱する可能性があります。

また、メルマガ広告を出稿するときには、媒体やカテゴリの選定はできますが、特定のメルマガを指定することはできません。

メルマガは読んでも、読者の価値観に合わない広告は飛ばされる可能性が高いので、目に止まるキャッチコピーや画像選定が必要でしょう。

【デメリット②】迷惑メールと受け取られる可能性がある

メルマガは、何らかの要因で迷惑メールやスパムメールと認識されユーザーに届かないこともあります。また、メルマガに登録したものの興味・関心が薄れ、読者自身が迷惑メールに入れてしまうこともあります。

メルマガ広告を出稿しても、メルマガ自体が届かなければ意味がありません。

迷惑メールやスパムメールと認識される原因は、タイトルや本文の言葉に問題がある、URLや画像コンテンツに問題がある、ドメイン・サーバーの評価が低い、メールリストを購入している等などが考えられます。

メルマガ広告を出稿する媒体を選ぶときには、メルマガの質も重要なのです。

【デメリット③】配信できる媒体に限りがある

メルマガ広告は、ニュース系、ビジネス系、女性向けなどさまざまな種類がありますが、ほかのウェブ広告と比べると配信できる媒体には限りがあります。多くの読者を持ち、自社の商品・サービスやターゲット層に見合うものとなると、さらに数は限られるでしょう。

また不特定多数が見られるオープンなウェブ広告とは異なり、メルマガを購読し、メールを開封した人のみにしか見てもらえないので、コンバージョン率は高くても広告への到達率は低い傾向にあります。

メルマガ広告を効果的に運用するためのコツ・ポイント

メルマガ広告を効果的に運用するためには、媒体選びがとても重要です。

購読者数が多い媒体でも、自社の商品やサービスと関連性がなければ、広告施策として失敗する可能性もあります。メルマガ広告は、自社にとって最適な媒体を選びましょう。

ここでは、メルマガ広告を出稿する媒体を選ぶポイントを紹介します。

【コツ①】ターゲット層が合致する媒体を選択する

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メルマガ広告を出稿する媒体は、メルマガ読者層が自社のターゲット層と合致していることが大切です。

広告は商品やサービスの情報を届け、認知度を高めるだけでなく、売上につながらなければ掲載費用だけかかり、マーケティング施策としては失敗です。例えば、女性をターゲットとした商品の広告を男性購読者の多いメルマガへ出稿してもコンバーションにはつながりません。

気になる媒体があれば、企業のホームページや資料からリーチできるターゲット層を分析し、自社の商品やサービスに合うかどうか検討してみましょう。

【コツ②】複数の媒体で実施し、比較・検討する

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メルマガ広告に限ったことではありませんが、広告を出稿するときには、複数の媒体で比較検討することが大切です。

どれほど検討を重ね選んだとしても、実際に広告を出さなければ効果はわかりません。検討段階では有用に思えた媒体でも、実際に広告を出すと別の媒体のほうが効果が高いこともあります。ひとつの媒体に絞らず、複数の媒体でアピールするほうが効果的なこともあります。

初めてメルマガを出稿するときには、比較・検討のためにも最初からひとつの媒体に絞るのではなく、複数の媒体にメルマガ広告を出してみるとよいでしょう。メルマガ広告出稿後に効果測定することで、相性のよい媒体を見つけられます。

【コツ③】メルマガの購読者数が増加し続けている媒体へ出稿する

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メルマガ広告は、購読者数が増加し続けている媒体へ出稿しましょう。購読者数が伸びているということは、メルマガの質が高いという証拠でもあります。

購読者数が増加しているメルマガであれば、アプローチできる潜在顧客も増え、広告のクリック数やコンバーション率など広告効果の向上も見込めます。

継続的にメルマガ広告の出稿を考えている場合や、商品やサービスを広くアピールし認知度を高めたい場合にも効果が期待できます。

まとめ

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メルマガ広告は、媒体の選択がとても重要です。うまくターゲットにリーチできれば、高い広告効果が期待できるでしょう。

自社の運営するメルマガでなくても広告を出稿できるので、ぜひマーケティング施策として取り入れてみてください。

監修者

佐々木 拓弥

ゲンダイエージェンシー株式会社 営業企画開発部 部長

1993年生まれ。2015年当社入社。さいたま営業所を皮切りに2拠点の総合営業職を経験したのち、優れたマネジメントスキルを評価され、本社営業企画開発部に転ずる。2024年、営業企画開発部長に就任(現任)。
当社ゲンダイエージェンシー株式会社において革新的取り組みであったインサイドセールス体制の構築と拡大・強化を推進するキーマンとして活躍し、現在はデジタル系商材の開発・拡販のマネジメントも担当している。
座右の銘は「志低ければ、怠惰に流れる」。松下幸之助が残したこの言葉は、彼のマーケティング活動やマネジメントの指針となっているこのこと。
社内外のマーケティング系セミナー/ウェビナーでのスピーカー実績も多く、その豊富な経験と知識を活かし多方面に活躍中。

執筆者

AdSELL編集部

「広告主と媒体社をつなげるメディアポータルサイト~AdSELL」の企画段階から参画し、サービス立ち上げメンバーを中心に、コンテンツ担当セクションを組織しています。
私たちが目指すのは、日本全国のビジネスパーソンに役立つ、マーケティングのノウハウや情報、事例をわかりやすく紹介すること。具体的な事例を交えて情報を提供し、読者様がすぐに実践できるような生きた情報をお届けします。読者様の「とは?」「なぜ?」という疑問に対する答えを、タイムリーに発信することを心がけています。

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