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今さら聞けない「メディアとは?」を解説!【マスメディアとの違い、Webメディア、SNSメディアなど、用語解説】

今さら聞けない「メディアとは?」を解説!【マスメディアとの違い、Webメディア、SNSメディアなど、用語解説】

メディアは商品やサービスの認知拡大や新規客の獲得だけでなく、世間の声をフィードバックする効果も期待できるため、宣伝・広報活動にかかせないツールです。

メディアと言っても、その中にはマスメディアやインターネットメディアなどさまざまな種類があります。

今回は、メディアとマスメディアの違いや、Webメディア、SNSメディアなど混同しやすい用語について解説します。

知っているようで知らない?「メディア」と「マスメディア」の違い

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「メディア」と「マスメディア」の違いを知っていますか。どちらも情報を伝達する媒体という意味では同じですが、定義に違いがあります

ここでは、メディアとマスメディアの意味の違いや、種類について解説します。

メディアとは?意味を解説!

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メディア(media)は、英語で「中間」を意味するmediumの複数形で、「通信・伝達・表現」という意味や「情報を伝達する手段、媒体」という意味がある名詞です。

日本語では文字・音声・画像・映像など、情報を伝えるすべての手段、媒体、媒介するものを総称してメディアと呼んでいます。

そのため、電波を使用して情報をやり取りするテレビ・ラジオ・インターネット・SNSだけではなく、CD・DVD・書籍・手紙・電話・メール・USB・SDカードなどもメディアに含まれます。

マスメディアとは?意味を解説!

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マスメディア(mass media)は、英語で「大衆・多数・大勢」を意味するmassと「情報を伝達する媒体・媒介」を意味するmediaが合わさり「不特定多数に情報を伝達する媒体」という意味があります。

宣伝や広報・PR活動で使用されることが多く、新聞・テレビ・雑誌・ラジオはマスメディアの代表的な媒体であり、マスメディアの4大媒体とも呼ばれています。

インターネットやSNSは拡散力が高く、不特定多数に情報を伝達でき、年々存在感が増している媒体です。そのため「第5のマスメディア」と呼ばれることがありますが、今のところマスメディアには含まれていません。

マスメディアとメディアの違いを、さらにわかりやすく

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マスメディアとメディアは、どちらも情報を伝える手段や媒体を意味する言葉で、同義語として使用されることがあります。

しかし、本来の意味は、マスメディアは新聞・テレビ・雑誌・ラジオなど、「不特定多数に同時に情報伝達をするための媒体」のことで、メディアは「マスメディア以外にも手紙・書籍・電話・メールなど他人に情報伝達できる手段として利用できる媒体全般」を意味するという違いがあります。

マスメディアに似た言葉には「マスコミ」もあります。 マスコミは英語のmass communicationの略で、「大衆伝達」という意味です。日本では、マスメディアは「情報を伝達する媒体」で、マスコミは「媒体を通して情報伝達する活動」という意味で使われています。

マスメディア、メディア、マスコミは混同されやすいですが、それぞれの意味を理解して、その場に応じた適切な言葉を使えるようにしておきましょう。

【マスメディア】4大媒体の特徴を解説!

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マスメディアの中でも、特に情報伝達力が高く社会的影響力の大きい新聞・テレビ・雑誌・ラジオをマスメディアの4大媒体と呼びます。4大媒体は、宣伝や広報・PR活動に効果的ですが、それぞれに利用者層、情報の即時性、ターゲティングのしやすさ、保存性などに違いがあります。

広告を出稿する際には、4大媒体の持つ特徴からターゲットやコンセプトに応じた媒体を選ぶことで、より効率的にアピールできます。

4大媒体 早見表

特徴注意点
新聞・社会的信頼性が高い
・「一般紙」と「専門紙」がある
・一部あたりの価格は雑誌より安価
・情報伝達速度は他媒体より遅い
・購読数は高齢層が高く、若年層は低い
テレビ・映像と音声によるインパクト
・商品やサービスに合わせた放送内容で
高い広告効果を生み出せる
・制作、放送にかかるコストが高額
ラジオ・コマーシャルを飛ばされる可能性が低い
・番組とリスナーの距離が近い
・音声のみの放送でインパクトに欠ける
雑誌・媒体により読者層がはっきりしており、
精度の高いターゲティングか可能
・保存性が高い
・新規顧客の獲得につながりにくい

1.新聞

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新聞は、ほかのメディアと比較して情報伝達速度は遅いものの、社会的信頼性が高いところが特徴です。大きく分けて「一般紙」と「専門紙」があります。

一般紙は、全国紙である読売、朝日、毎日、産経、日経のほかに、ブロック紙、地方紙があります。媒体により購読者数に偏りがあり、影響力が異なるため、アピールしたい層にマッチする新聞を選ぶことが重要です。

専門誌は、特定の分野に特化したスポーツ紙、経済紙、業界紙、機関紙、点字新聞などもあり、これらは一般紙よりもさらに購読者が限定されるため、ターゲットを絞り広告を出稿することが可能です。

1部当たりの価格は、雑誌よりも安価で、コストパフォーマンスが良い媒体ですが、購読者は高齢層が多く、若年層ほど少なくなるため、若い世代へのアプローチがしにくい傾向があります。

2.テレビ

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テレビは、映像と音声で視聴者にインパクトを与えられるところが特徴です。

広告の出し方には、テレビコマーシャル、取材を受ける、番組内で紹介してもらうなどさまざまな方法があります。 全国で放送される民放放送や、地方に密着したローカル局があるため、広く認知度を高めたい場合や、特定の地域に絞って広告を出したい場合にも対応可能です。

また、報道、バラエティ、ドキュメンタリー、教育など、放送内容を選ぶことで、商品やサービスに合う視聴者に見てもらえる確率が高くなります。

近年は、若者がテレビ離れをしていると言われていますが、インターネットで視聴できるポータルサイトが増えており、大きな影響力は健在です。商品やサービスの広い認知に有効ですが、制作や放送にかかるコストが高い傾向があります。

3.ラジオ

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ラジオは、電波の届く範囲が限られるため地域性が高いところと、生放送の番組が多く即効性を必要とする情報を伝えられる点が特徴です。

広告の出し方はテレビと同じで、コマーシャル、取材を受ける、番組内で紹介してもらうなどがあります。

ラジオは音声のみの放送で映像がないため、テレビよりもインパクトに欠けますが、コマーシャルを飛ばされることが少なく、制作や放送にかかるコストが抑えられます。運転、家事、勉強、仕事をしながら楽しむリスナーが多く、パーソナリティーとリスナーの距離が近いところも大きなポイントでしょう。地域、番組のジャンル、時間帯などで商品やサービスの潜在客の視聴が多い時間が見極めやすく、効率的なアピールが可能です。

近年は、インターネットでラジオが視聴できる音声サービスが普及しており、若年層のリスナーも増えてきています。

4.雑誌

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雑誌は、週刊、月刊、隔週刊、季刊など定期的に発行される刊行物です。

文芸やビジネスなどの専門誌、ファッション、スポーツ、漫画などの娯楽誌、教育誌、各種機関誌、広報誌などさまざまなジャンルがあり、購読層に合わせて、一般誌、男性誌、女性誌、ティーンなどで分類されることもあります。

雑誌により購読者がはっきりと細分化しているため、商品やサービスをアピールしたいターゲットに効率的に訴求できるところが特徴です。

写真と文章で載せられるため、商品やサービスをイメージしやすく、保存性があり繰り返し読む方が多いことで広告との接触期間や回数が多くなる傾向があります。

しかし、雑誌はターゲットが絞られるため、潜在客以外の新規顧客の獲得につながりにくい傾向があります。

インターネットメディアとは?意味を解説!

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メディアとは、情報を伝達するための媒体です。以前は新聞・テレビ・ラジオ・雑誌などのマスメディアが主流でしたが、現在はインターネットが普及したことで、インターネット上で情報を伝達する媒体増えており、総称して「インターネットメディア」と呼ばれています。

マスメディアとの違いは、インターネットメディアは24時間いつでも、どこからでもリアルタイムで情報の入手が可能で、膨大な情報の中から自分が求める情報を検索して入手し、情報の受け手側が拡散できるところです。

だれでも簡単に情報の入手や発信ができるのはインターネットメディアのメリットですが、誤った情報が流れたり、一度拡散された情報は消すことが難しいなどのデメリットもあります。

インターネットメディアにも種類があるため、ここでは代表的なWebメディアとソーシャルメディアについて解説します。

Webメディアとは?

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Webメディアとは、インターネット上で情報を発信するサイトのことです。Webメディアには1次メディア2次メディアがあります。

1次メディアは新聞社、専門家、編集者が独自に企画・取材・執筆したオリジナルの記事で、情報の発信源となるメディアのことです。 従来のメディアで言うと、新聞、雑誌、書籍などと同じ位置づけで、公的な情報で信頼性が高いところが特徴です。

一方、2次メディアは、1次メディアで発信された情報をまとめて2次的に発信するもので、Yahoo!Japanニュース、SmartNews、情報をまとめたキュレーションメディアなどが該当します。 1次メディアよりもわかりやすく、多くの情報がまとめられており、年代や性別を問わず閲覧数が多いところが特徴です。

1次メディア・2次メディアの特徴 早見表

特徴主な媒体
1次メディア・公的な情報で信頼性が高い
・独自の情報が多い
新聞社、専門家、編集者が独自に企画・取材・執筆したオリジナルの記事
2次メディア・多くの情報がわかりやすくまとめられている
・年代性別問わず閲覧数が多い
Yahoo!Japanニュース、SmartNews等、他媒体からの情報をまとめたキュレーションメディア

ソーシャルメディア・SNSメディアとは?

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ソーシャルメディアとSNSメディアは、インターネット上でだれでも参加でき、双方向に情報が発信できる媒体のことです。

この2つは混同されやすいですが、ソーシャルメディアは情報を発信するためのもので、SNSメディアはユーザー同士の連絡手段として利用されるものという違いがあります。

そのため、ソーシャルメディアは口コミ、レビュー、You Tube、Twitter、Instagram、Facebookなどが該当し、SNSメディアには、SkypeやLINEなどが該当します。

ソーシャルメディアとSNSメディアが混同されやすい理由は、TwitterやnstagramなどにSNSの要素が加わり、ソーシャルメディアでもユーザー同士の連絡が可能になったためです。

ソーシャルメディア・SNSメディアは、従来のメディアと比較して圧倒的な拡散力があります。 広がり方が多角的で、認知度を一気に上げる効果が期待できますが、誤情報が拡散されるおそれもあり、情報の信頼性に不安があります。

ソーシャルメディア・SNSメディアの違い 早見表

特徴主な媒体
ソーシャルメディア情報を発信する媒体口コミ、レビュー、You Tube、Twitter、Instagram、TikTok、Facebookなど
SNSメディアユーザー同士の連絡手段として利用Skype、LINE、カカオトークなど

これからの「メディア」はどうなる?

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インターネットの普及により、これまで主流だったマスメディアに加えて、インターネットメディアもメディアに含まれるようになってきています。

今後の広報やPR活動は、マスメディアだけではなく、Webメディアやソーシャルメディアの活用が重要になっていくでしょう。 しかし、すべての広報をインターネットメディアに完全に移行するのはおすすめできません。

それぞれのメディアに特性があるため、媒体の特徴やメリット、デメリットを理解して、商品やサービス、目的に合わせた情報提供方法を選択することが大切です。 商品やサービス、リーチしたい層に合わせて、各メディアを組み合わせて利用することで相乗効果により、効率的な情報の拡散と、新規客の獲得が期待できます。

まとめ

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今回の記事では、メディアの種類や特徴についてまとめました。

影響力が高く4大マスメディアと呼ばれた、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌に加えて、インターネットメディアの影響が急速に拡大しています。

商品やサービスの効率的な認知拡大には、さまざまなメディアの特徴を生かし、組み合わせて利用していくことが大切です。

監修者

大島 克俊

ゲンダイエージェンシー株式会社 取締役最高営業責任者(CMO)

1978年生まれ。2002年、当社入社。2005年、上野営業所長を経て、2008年東日本営業部グループマネージャーに就任、2013年営業企画開発部長に就任(現任)。2013年、当社子会社株式会社ジールネット代表取締役に就任(現任)。2017年、執行役員に就任。2021年、当社取締役に就任。2023年、最高営業責任者(CMO)に就任。
ゲンダイエージェンシー株式会社の成長と発展に大いに貢献してきた経験を持ち、そのリーダーシップと広告に関する専門知識は、当社の事業に大きな影響を与えてきました。現在は当社のセールスとマーケティング全般のマネジメントを担当しており、IT/デジタル分野についての深い知識を持っています。また、彼の親しみやすい人柄と部下からの厚い信頼も彼のリーダーシップを支えています。

執筆者

AdSELL編集部

「広告主と媒体社をつなげるメディアポータルサイト~AdSELL」の企画段階から参画し、サービス立ち上げメンバーを中心に、コンテンツ担当セクションを組織しています。
私たちが目指すのは、日本全国のビジネスパーソンに役立つ、マーケティングのノウハウや情報、事例をわかりやすく紹介すること。具体的な事例を交えて情報を提供し、読者様がすぐに実践できるような生きた情報をお届けします。読者様の「とは?」「なぜ?」という疑問に対する答えを、タイムリーに発信することを心がけています。

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