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インフルエンサーマーケティングの全貌:ステマとの関連性、基礎・応用からメリット・デメリットまで

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インフルエンサーマーケティングの全貌:ステマとの関連性、基礎・応用からメリット・デメリットまで

インフルエンサーマーケティングとは、Instagram、Twitter、You Tube、TikTokなどのソーシャルメディアのフォロワー数が多く影響力があるインフルエンサーに自身のアカウントで商品やサービスを紹介してもらい、消費者の購買意欲を高める手法のことを指します。

企業側が売り込みたい商品をインフルエンサーが使用・体験し、口コミやレビューをすることでフォロワーへ大きな影響を与えます。好きなインフルエンサーと同じ商品やサービスを利用したい・お揃いのものを持ちたい…など、フォロワーに心理的な揺さぶりをかけて購買意欲へ繋げていきます。

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そもそも「インフルエンサー」とは?

インフルエンサーとは「influence」という英語が語源。“世間に大きな影響力を与える人”という意味になります。

例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手やタレントの渡辺直美さんなど、好感度の高いスポーツ選手や芸能人・タレントなど様々です。最近ではTikTokやInstagram、YouTubeなどSNS上で影響力の大きい一般の人を指すことも多くなりました。

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インフルエンサーマーケティングの重要性

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インフルエンサーマーケティングは、提携するインフルエンサーが自身のSNSフォロワーに情報発信し、それが数珠繋ぎのように拡散することで絶大な広告効果を生み出していきます。

企業側はインフルエンサーマーケティングを行うことで、広告にふれる機会がない消費者に向けて商品やサービスの宣伝をすることが可能となります。

インフルエンサーマーケティングのメリット

インフルエンサーマーケティングの主なメリットを5つ紹介します。

【メリット①】ブランド・商品の認知度向上

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インフルエンサーマーケティングのメリットのひとつに、ブランドや商品の認知度向上があります。

インフルエンサーは特定分野の知識を持っているため、商品やサービスの特徴や魅力をより具体的に伝えることができます。

またインフルエンサーは自身のフォロワーからの信頼も厚く、商品やサービスを宣伝することで、企業の広告費を抑えて認知度を高める効果が期待できるでしょう。

【メリット②】精度の高いターゲティング

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インフルエンサーのフォロワーは、基本的にインフルエンサーが発信する分野への興味・関心が高いため、精度の高いターゲティングが可能です。

ターゲティングしやすく、費用に対して消費者からの反応が得られやすいことから、コストパフォーマンスが高い手段といえます。

【メリット③】”広告っぽくない”広告の展開

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インフルエンサーマーケティングは、一見すると広告に見えない広告の展開ができることもメリットとしてあげられます。

フォロワーはインフルエンサーを信頼しているため、インフルエンサーが発信している商品やサービスの情報を信用してもらいやすいでしょう。

企業が提供する写真だけでは伝わりにくいものも、実体験している場面を動画や写真などで見せることでリアルに伝わり、広告らしくない商品PRができるのです。

【メリット④】消費者目線の商品紹介

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インフルエンサーマーケティングは、消費者目線の商品紹介やサービスを発信してくれるのも大きなメリットです。

インフルエンサーが消費者として商品やサービスを体験し説得力のあるレビューをすることで、フォロワーに安心感を与えることができます。

また、インフルエンサーとフォロワーの間には信頼関係も築かれているため、インフルエンサーが紹介する商品の魅力が伝わりやすく、結果として「自分も使ってみたい」という購入意欲が湧いてくるのです。

【メリット⑤】SEO対策

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インフルエンサーマーケティングを利用することで、SEO対策にも繋がるでしょう。

近年、商品を検索する際にYahoo!やGoogleの検索エンジンではなく、SNSで口コミを検索する消費者が増えてきました。そのためSNSで情報提供しているインフルエンサーの投稿は消費者の目に止まりやすく、検索エンジン上でも上位表示されやすくなります。

またインフルエンサーによる上質な被リンクも得られるため、検索エンジンでの自社サイトの評価向上にも繋がります。

このようにインフルエンサーマーケティングは、SEO対策としてもメリットが見込めるでしょう。

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インフルエンサーマーケティングのデメリット

インフルエンサーマーケティングにもデメリットがあります。事前によく理解しておきましょう。

【デメリット①】ステルスマーケティングによる炎上のリスク

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インフルエンサーマーケティングを利用する際に気を付けたいのは、ステルスマーケティングによる炎上のリスクです。

ステルスマーケティング(通称:ステマ)とは、企業が商品やサービスを消費者に向けてPRする際に、それが広告であることを隠して宣伝活動を行うこと。

一度ステルスマーケティングが発覚すると信頼を取り戻すことは難しく、インフルエンサーだけでなく広告を依頼した企業の経営悪化や信用を損なうことに繋ってしまいます。

ステルスマーケティングにならないよう、<広告><PR>の表記は忘れずにつけるようにインフルエンサーと事前に確認をしましょう。

【デメリット②】インフルエンサーの選定が難しい

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インフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーの選定は簡単には行えません。

フォロワー数が多いからという安易な理由でインフルエンサーを選定しても、アピールしたい商品とマーケティングのターゲット層・フォロワーが合わないと商品やサービスの良さが伝わらず、購買に繋がりません。

重要なのは「どんなフォロワーがPR商品に購買意欲を示すか」です。

選定する際には、インフルエンサーの得意分野やフォロワー層をよく確認するようにしましょう。

【デメリット③】広告主が広告の方向性を決定できない

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インフルエンサーマーケティングにおいて、インフルエンサー自身が率直に感じたことを発信することは大きなメリットですが、それがデメリットとなる場合もあります。

企業側が商品やサービスに特定のイメージを浸透させたいと思っても情報発信の抑制は難しく、インフルエンサーの影響を受けたフォロワーが発信する情報はそれ以上に制御できません。

避けたいイメージや表現などがある場合はNG集をつくり、予めインフルエンサー側に提示しておくのもひとつの手段です。

企業側が意図しない情報発信の恐れもあることを、それなりに想定しておく必要があるでしょう。

インフルエンサーの種類

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インフルエンサーの種類や特徴、どんな意味があるのかをご紹介します。

インフルエンサーの種類 早見表

フォロワー数目安特徴
トップインフルエンサー100万人超幅広い分野・層から支持
ミドルインフルエンサー10万人超特定の分野から高い支持
マイクロインフルエンサー10万人超フォロワーとの距離が近い
ナノインフルエンサー1万人未満ストレートに商品の感想が伝わる

トップインフルエンサー

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トップインフルエンサーとは、SNSのフォロワー数が100万人を超え、テレビや雑誌などのメディアにも多く出演している知名度の高いインフルエンサー。芸能人、スポーツ選手などの著名人も該当します。

フォロワー数が非常に多いため影響力も大きく、たった一言で世間のトレンドをも左右してしまうことも。

様々な分野や幅広い層から支持されているのが特徴です。

ミドルインフルエンサー

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ミドルインフルエンサーとは、SNSフォロワー数が10万人を超えるインフルエンサー。

トップインフルエンサーよりはやや発信力は劣るとはいえ影響力は大きく、メディアで取り上げられる機会は少なくても、美容分野や料理分野など特定の分野において高い支持を得ているのが特徴です。

マイクロインフルエンサー

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マイクロインフルエンサーとは、SNSのフォロワー数が1万人を超えるインフルエンサー。

爆発的な拡散力がなくても、大企業が狙わない深く狭い特定の分野に関心のあるフォロワーへの発信力があります。また比較的フォロワーとの距離感が近いので、「いいね」や「リプライ(返信)」を返すなど親近感をもてるのが特徴です。

ナノインフルエンサー

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ナノインフルエンサーとは、SNSのフォロワー数が1万人未満のインフルエンサー。

広告効果や世間への影響力は少ないですが、よりコアなフォロワーとの繋がりがあるため分野によっては影響力を発揮します。

インフルエンサーとフォロワーとの距離感が身近に感じられ、よりストレートに商品やサービスの感想が伝わり受け入れられやすいのが特徴です。

まとめ

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今回はインフルエンサーマーケティングの意味や特徴を簡単にわかりやすく解説しました。これを機に、インフルエンサーマーケティングのより効果的に活用してみましょう。

監修者

佐々木 拓弥

ゲンダイエージェンシー株式会社 営業企画開発部 部長

1993年生まれ。2015年当社入社。さいたま営業所を皮切りに2拠点の総合営業職を経験したのち、優れたマネジメントスキルを評価され、本社営業企画開発部に転ずる。2024年、営業企画開発部長に就任(現任)。
当社ゲンダイエージェンシー株式会社において革新的取り組みであったインサイドセールス体制の構築と拡大・強化を推進するキーマンとして活躍し、現在はデジタル系商材の開発・拡販のマネジメントも担当している。
座右の銘は「志低ければ、怠惰に流れる」。松下幸之助が残したこの言葉は、彼のマーケティング活動やマネジメントの指針となっているこのこと。
社内外のマーケティング系セミナー/ウェビナーでのスピーカー実績も多く、その豊富な経験と知識を活かし多方面に活躍中。

執筆者

AdSELL編集部

「広告主と媒体社をつなげるメディアポータルサイト~AdSELL」の企画段階から参画し、サービス立ち上げメンバーを中心に、コンテンツ担当セクションを組織しています。
私たちが目指すのは、日本全国のビジネスパーソンに役立つ、マーケティングのノウハウや情報、事例をわかりやすく紹介すること。具体的な事例を交えて情報を提供し、読者様がすぐに実践できるような生きた情報をお届けします。読者様の「とは?」「なぜ?」という疑問に対する答えを、タイムリーに発信することを心がけています。

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