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今さら聞けない「SNS媒体とは?」をわかりやすく解説!【広告の種類、特徴、メリット・デメリット、将来性など】

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今さら聞けない「SNS媒体とは?」をわかりやすく解説!【広告の種類、特徴、メリット・デメリット、将来性など】

SNS媒体は、情報の流れが一方的な新聞やテレビ・雑誌などとは異なり、不特定多数のユーザーが発信や受信、拡散ができるところが特徴です。 近年はSNS媒体の利用者が増加しており、テレビCMやチラシよりもターゲティング精度が高く、商品やサービスの認知を広げたり、潜在顧客の獲得に繋がる効果が見込めることから、多くの企業がSNS媒体広告を利用しています。

この記事では、SNS媒体についてや、SNSの種類による特徴、メリット・デメリットについて解説します。

SNS媒体とは?意味や役割を解説!

https://www.pexels.com/ja-jp/

SNSはSocial Networking Servise(ソーシャルネットワーキングサービス)の略です。 Instagram、Twitter、Facebookなどインターネット上のコミュニティーサイトを意味する言葉で、国や地域を問わず、不特定多数の利用者に情報発信ができ、ユーザー同士がつながりを持てます

近年は、LINEやSkypeなど電話やメールに代わる新しい連絡手段として利用する方も増え、友人同士だけではなく、企業の会議や面接でも利用されています。

SNS広告媒体のメリット

SNS広告媒体のメリットは、ターゲティング精度が高いことが挙げられます。 ユーザーひとりひとりがアカウントを所有しており、年齢、性別、趣味、仕事、学歴などの個人情報を登録するため、ユーザーの特徴や志向が読み取りやすく求められる商品やサービスの広告を表示できます。

また、いいねやシェアなどの行動データから、より正確なターゲティングと顕在層、潜在層のチェックが可能です。

SNS広告媒体のデメリット

SNS広告媒体のデメリットは、魅力的なクリエイティブでないと流されてしまうところです。 SNSのユーザーは、タイムラインを流して見ている方が多く、目を引くような魅力がないと気づかれずにスルーされてしまいます。

また、SNSの利用者は若年層に多いため、高齢層をターゲットとする商品やサービスはリーチしづらい傾向があります。

主なSNS媒体 早見表

ユーザー数(日本国内)
※2023年5月
主なユーザー層主な特徴
Twitter4,500万人10~20代・短文投稿で読みやすい
・拡散効果が高い
Instagram3,300万人10~40代女性・女性向けジャンルが強い
・視覚的なアプローチが可能
Facebook2,600万人40~50代・精度の高いターゲティングが可能
・世界最大のユーザーを持つ(約30億人)
You Tube7,000万人10~40代・幅広い年齢層のユーザー
・様々な広告の種類がある
LINE9,500万人10~60代・年齢、性別を問わないユーザー層
・ほぼ毎日利用のアクティブユーザー多数
Tik Tok1,700万人中高生~20代・投稿に対してリアクションが多い
・若年層向け商品やサービスが強い
※SNSユーザー数参照先:https://gaiax-socialmedialab.jp/socialmedia/435

SNS媒体①Twitter広告

https://unsplash.com/ja

Twitterは10〜30代のユーザーが多く、若年層にアプローチしやすい傾向があります。

基本仕様は140文字以内の短文投稿のため読みやすく、ユーザーからの反応をリアルタイムで確認できるところが特徴です。

Twitter広告のメリット

Twitter媒体広告の最大のメリットは、リツイート機能です。 ひとりリツイートすると何十倍、何百倍も拡散効果があり、ほかのSNSよりも2次拡散が期待できるでしょう。 魅力的な投稿は、一気に情報が拡散される「バズる」という現象が起こり大きな反響を生む可能性があります。

Twitter広告のデメリット

Twitter広告媒体のデメリットは、誕生日や趣味趣向などを入力せずアカウント登録ができるため、SNS媒体の中ではターゲティング精度が低くなるところです。

また、リツイート機能により拡散効果が高いところはメリットですが、非公式リツイートされた投稿は元の投稿が削除されても残ります。 間違った投稿がそのまま拡散されてしまうおそれがあるため、配信内容に誤りがないよう十分に注意して投稿しましょう。

SNS媒体②Instagram広告

https://unsplash.com/ja

Instagramは10〜40代の女性ユーザーが多く、女性にアプローチしやすい傾向があります。

「インスタ映え」という言葉が流行したように、洗練されたおしゃれでインパクトのある投稿が注目を集めます。 ファッション、メイク、食べ物、旅行など特に女性が興味のあるジャンルで高い成果が期待できます。

Instagram広告のメリット

Instagram媒体広告は静止画、動画、ストーリー、カルーセルなどさまざまな配信方法があり、商品に合わせた視覚的なアプローチが可能です。 ハッシュタグを英語にすると海外ユーザーにも情報が届けやすくなるため、日本国内だけではなく、世界へ向けて商品やサービスをアピールできます。

Instagram広告のデメリット

Instagram媒体広告のデメリットは、拡散機能がなくフォロワー以外へのアプローチが難しいところです。

また、広告は投稿のタイムライン上に配信されるため、興味のない内容はスキップされてしまう可能性が高くなります。 ターゲットを絞り、目を引く広告を届ける工夫が必要と言えるでしょう。

SNS媒体③Facebook広告

https://unsplash.com/ja

Facebookは40〜50代のミドル層のユーザーが多く、プライベートのみならずビジネスでも利用されています。

登録は実名制を原則としており、ひとりで複数のアカウントを持つことはできません。そのため、アクティブユーザー数がアプローチできるユーザーの実数と考えられます。 また、世界最大のSNSであるため、ユーザー数が多いところが特徴です。

Facebook広告のメリット

Facebook媒体広告のメリットは、実名登録が基本で年齢、性別、趣味、出身地、勤務地などの個人情報の登録も必要とされている点です。 ユーザー属性が明確なため、精度の高いターゲティングが可能です。 ターゲットを絞り込みやすく、関心がありそうな特定のユーザーに広告を配信できるため、費用を抑えて高い成果が期待できるでしょう。

Facebook広告のデメリット

Facebook媒体広告のデメリットは、Facebook内の表示に留まり、関連サービスへの広告の配信ができないため、Facebookを利用している方にしかアプローチできないところです。

また、年齢層がほかのSNS媒体広告と比べて高く、若い世代には届きにくい傾向があります。

https://adsell.jp/blog/104/

SNS媒体④YouTube広告

https://unsplash.com/ja

You Tubeは、世界中で利用されている動画配信サービスで、主なユーザー層は10〜40代です。

動画再生の前後や途中に広告が再生されるインストリーム広告、検索結果や関連動画の横に表示されるインフィールド動画広告、6秒の配信でスキップせずに見てもらえるバンパー広告、モバイル版のみで表示されるアウトストリーム広告、トップページ上部や目立つ場所に表示されるマストヘッド広告、静止画で表示されるオーバーレイ広告などさまざまな広告の種類があり、商品やサービスに合わせて適切なものを選択できます。

YouTube広告のメリット

You Tubeは幅広い年代で多くの利用者がいるため、たくさんの方に広告を見てもらえる可能性があります。 Google広告とも連携しており、商品やサービスに関心のあるユーザーへ配信できるため高い広告効果が期待できます。

地域、性別、年齢、時間帯、曜日、キーワードなどを設定し、潜在層に絞って広告を配信することも可能です。

YouTube広告のデメリット

You Tube広告のデメリットは、スキップされる可能性が高い点です。 見たい動画の前や途中で動画が入り、6秒間はスキップできないため、広告動画の冒頭に魅力を感じられないと不快感を与え、商品やサービスに嫌悪感を持たせるおそれがあります。

SNS媒体⑤LINE広告

https://unsplash.com/ja

LINEはほかのSNS媒体と比較して、ユーザー数が圧倒的に多く、年齢や性別を問わず幅広い層で利用されています。

また、多くの方がほぼ毎日利用しているため、アクティブユーザー率が高いところも特徴です。 リーチできる層が広く、認知拡大に効果が期待できます。

LINE広告のメリット

LINE広告のメリットは、配信先を選べるところでしょう。 現在はトークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、ウォレット、LINE BLOGなど、14か所で配信可能です。 配信先の特徴やユーザー属性に合わせて広告内容を変えることで、アプローチしやすくなります。

LINE広告のデメリット

LINE広告のデメリットは、「いいね」やリツイートなどユーザー同士のシェア機能が無いため、拡散力が弱いところです。

また、掲載不可業種や商材が多く、広告が出稿できない場合があります。 掲載不可の業種や商材の一例として、特定の宗教および宗教団体、ギャンブル関連、アダルト関連、出会い系、連鎖販売取引、たばこ、情報商材、チケット不正転売などがあります。

SNS媒体⑥TikTok広告

https://unsplash.com/ja

TikTokの主なユーザー層は、中高生〜20代の若年層です。

15秒〜1分の動画広告を配信できます。BGMとして利用された曲が流行したり、2021年にはTikTokを起因とした消費「TikTok売れ」がトレンドワードになったりするなど、注目を集め拡散された場合には短時間で大きな成果が期待できます。

TikTok広告のメリット

TikTokは、投稿に対して「いいね」やコメント、シェアをするユーザーが多く、反応を確認しやすいところがメリットです。 バズると大きな拡散効果が見込め、短時間での認知拡大や新規客獲得に効果が期待できます。

TikTok広告のデメリット

TikTok広告のデメリットは、主なユーザーが若年層なので、こだわりを持って動画広告を作っても商品やサービスが若年層向けではない場合、効果が見込めないところです。

また、若者向けの商品やサービスの広告でも、冒頭で興味を惹く動画になっていないと、スキップされてしまいます。 最後まで見てもらえるように、楽しく飽きさせない工夫が必要です。

SNS媒体⑦インフルエンサー広告

インフルエンサー広告は、SNSで多くのフォロワーを持ち、情報発信で大きな影響を与える方にサービスや商品を宣伝してもらうことを指します。 企業がアプローチしたいターゲットにマッチしたフォロワーを持つインフルエンサーに依頼することで、潜在客へ効率的にアプローチできます。

インフルエンサー広告のメリット

インフルエンサー広告のメリットは、広告感を感じづらくなるのでスキップされにくく、共感されやすいところです。 インフルエンサーの投稿に対して、「いいね」やシェア、リツイートをすることで2次拡散も期待でき、コメントでの反応も確認できます。

インフルエンサー広告のデメリット

インフルエンサー広告は、広告や宣伝であることを隠して投稿すると、ステルスマーケティングと見なされる場合があります。 ステルスマーケティングは、景品表示法違反です。 商品やサービスの価値を落とすだけでなく、依頼した企業や、情報を発信したインフルエンサーの信用をたったひとつの投稿で失う可能性があります。

ユーザーに不信感を持たれないように「PR」「AD」を付けて投稿しましょう。

SNS媒体の将来性。今後はどうなる?

https://www.pexels.com/ja-jp/

SNSの利用者は、年々増え続けています。 デジタル化はこれからも加速していくことが予測されるため、SNS媒体広告も今後も拡大していくでしょう。 SNS広告はテレビCMやチラシなどは違い、商品やサービスがマッチする層を絞ってアプローチが可能なので無駄がありません。 また、拡散機能でユーザーによる2次拡散も期待できます。

しかし、従来のテレビCMやチラシにもSNS媒体広告とは違うメリットがあります。 たとえば、SNS媒体広告はジワジワと拡散されていくのに対して、テレビCMやチラシは開始直後から多くの方に見てもらえるため即効性があります。 そして、受動的なツールのため、ターゲットを絞らず幅広い層にアプローチできます。

従来の広告とSNS媒体広告は、どちらにもメリットがあります。 広告を発信する媒体をどちらかに絞るのではなく、組み合わせて広告戦略をすることで、それぞれの特性が生きて相乗効果が期待できます。

まとめ

https://unsplash.com/ja

広告は、商品やサービスの認知度を高め、売上につなげるための大切なツールです。 SNS媒体広告は、ターゲットを絞り効率的に潜在客にアピールできます。 SNSは流してみている方が多いため、冒頭の3秒が重要と言われていて、興味を引けないとスワイプされてしまいます。 出稿前に綿密なターゲティングをおこない、トレンドを抑えたクリエイティブな広告を作ることが大切でしょう。

監修者

佐々木 拓弥

ゲンダイエージェンシー株式会社 営業企画開発部 部長

1993年生まれ。2015年当社入社。さいたま営業所を皮切りに2拠点の総合営業職を経験したのち、優れたマネジメントスキルを評価され、本社営業企画開発部に転ずる。2024年、営業企画開発部長に就任(現任)。
当社ゲンダイエージェンシー株式会社において革新的取り組みであったインサイドセールス体制の構築と拡大・強化を推進するキーマンとして活躍し、現在はデジタル系商材の開発・拡販のマネジメントも担当している。
座右の銘は「志低ければ、怠惰に流れる」。松下幸之助が残したこの言葉は、彼のマーケティング活動やマネジメントの指針となっているこのこと。
社内外のマーケティング系セミナー/ウェビナーでのスピーカー実績も多く、その豊富な経験と知識を活かし多方面に活躍中。

執筆者

AdSELL編集部

「広告主と媒体社をつなげるメディアポータルサイト~AdSELL」の企画段階から参画し、サービス立ち上げメンバーを中心に、コンテンツ担当セクションを組織しています。
私たちが目指すのは、日本全国のビジネスパーソンに役立つ、マーケティングのノウハウや情報、事例をわかりやすく紹介すること。具体的な事例を交えて情報を提供し、読者様がすぐに実践できるような生きた情報をお届けします。読者様の「とは?」「なぜ?」という疑問に対する答えを、タイムリーに発信することを心がけています。

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